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FPC通信

FPC社会保険労務士法人・関西中央労務協会 メールマガジン
令和5年(2023年)3月 第94号

正月から三月までは、あっという間に過ぎてしまいますね。昔の人は「一月往ぬる二月逃げる三月去る」とうまく言ったものです、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年の卒業式は文部科学省が、児童生徒や教職員は歌唱などの場面を除いて「マスクを外すことを基本」とする通知を出し、
やっとマスク外しになりました。
思えば今回卒業を迎える中高校生は、入学式からすでにマスク着用と、かつてない3年間を味わったお子さんたちです。
本当はおしゃべりしながらお弁当を食べたり、文化祭や体育祭で大声を出して盛り上がり修学旅行で色々な所に行き、
もっと何日も過ごしたかったのでは…。
“青春って、すごく密なので” と甲子園で優勝した監督さんがおっしゃっていたフレーズを思い出さずにはいられません。
制限との苦境を乗り越え、未来へと一歩を踏み出したお子さんたちに、心から卒業おめでとうと言ってあげたいですね。

スギ花粉の飛散がピークとなってきました。今年は花粉を飛散させる雄花の芽の数が過去10年間で最も多く、非常に多い量の花粉が飛散するそうで、今年初めて発症する方もいらっしゃるのではないでしょうか?
皆さん十分にお気を付けください。

プチニュース

  1. 雇用調整助成金の特例措置(コロナ特例)の経過措置終了の予定を知らせるリーフレットが公表されました

    新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げが減少した事業者が休業手当を支給して従業員を休ませた場合、解雇などを行っていない中小企業の従業員の休業および教育訓練に対する雇用調整助成金の特例措置の経過措置について、令和5年3月31日をもって終了する予定であることを知らせるリーフレットが公表されました。

    詳しくは、こちらをご覧ください。

    https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001064482.pdf
  2. 在職老齢年金の計算に用いる「支給停止調整額」を改定

    令和5年4月から、厚生年金保険における在職老齢年金制度について、支給停止が開始される賃金と年金の合計額の基準となる額(支給停止調整額)が、「47万円」から「48万円」に改定されます。

    https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/001040881.pdf
  3. 月60時間を超える時間外労働に対する割増賃金率の引上げが中小企業でも適用されます

    平成22年の労働基準法の改正により、長時間労働を抑制することを目的として、1か月60時間を超える時間外労働について、割増賃金率を50%以上に引き上げることとされましたが、中小企業についてはこの適用が猶予されてきました。
    令和5年4月から猶予措置がなくなり、中小企業についても月60時間超の時間外労働については、割増賃金率を50%以上とする賃金の支払いが必要となります。

    https://www.mhlw.go.jp/content/000930914.pdf
  4. 育児休業取得状況の公表が令和5年4月から義務化となります

    育児介護休業法の改正により、従業員1,000人超の企業は、育児休業等の取得状況を年に1回公表することが義務づけられます。

    https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/001122221.pdf
  5. 雇用保険料率が令和5年4月から変更となります

    保険料率は0.2%(労働者0.1%、事業主0.1%)引き上げられ、一般事業の場合、労働者負担率は現在の0.5%から0.6%に、事業主負担率は0.85%から0.95%となります。

    https://www.mhlw.go.jp/content/001050206.pdf
  6. 賃金のデジタル払いが令和5年4月から可能になります

    厚生労働省は、賃金のデジタル払い(資金移動業者の口座への賃金支払い)を可能とする労働基準法施行規則の改正省令を公布し、関係通達を発出しました。
    企業は、労使協定を締結したうえで労働者から個別同意を得れば、厚生労働大臣の指定を受けた移動業者の口座に賃金を支払えるようになります。

    詳しくは、こちらをご覧ください。

    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/shienjigyou/03_00028.html
  7. 緊急雇用安定助成金終了予定のお知らせ

    雇用保険被保険者ではない労働者に係る休業を対象にした「緊急雇用安定助成金」が、令和5年3月31日までの休業をもって受付を終了する旨が、厚生労働省より通知されました。
    また、新型コロナウイルス感染症の影響により休業させられた労働者のうち、休業手当の支払いを受けることができなかった方に対し、支給される「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」も、令和5年3月31日までの休業をもって受付を終了する旨が、厚生労働省より通知されました。

    詳しくは、こちらをご覧ください。
    <緊急雇用安定助成金は、令和5年3月31日をもって終了する予定です>

    https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001030562.pdf

    <新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金受付終了のお知らせ>

    https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001032016.pdf
  8. 小学校休業等対応助成金・支援金終了の予定を知らせるリーフレットが公表されました

    厚生労働省から、小学校休業等対応助成金及び小学校休業等対応支援金について、令和5年3月31日をもって終了する予定であることを知らせるリーフレットが公表されました。

    詳しくは、こちらをご覧ください。
    <小学校休業等対応助成金は令和5年3月31日をもって終了予定です。(リーフレット)>

    https://www.mhlw.go.jp/content/001051061.pdf

    <小学校休業等対応支援金は令和5年3月31日をもって終了予定です。(リーフレット)>

    https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/001051116.pdf
  9. 厚生労働省、ドライバーの改善基準告示を改正、令和6年4月1日から適用

    厚生労働省は12月23日、「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)」を改正しました。同基準は令和6年4月1日から適用されます。
    改正後、トラック運転者については、1年の拘束時間が原則3,300時間(改正前3,516時間)以内、1か月の拘束時間が原則284時間(293時間)以内に短縮され、1日の休息期間は、改正前は継続8時間としていましたが、改正後は継続11時間を基本とし、最低でも継続9時間となります。
    また、令和6年4月からは働き方改革関連法の定めるドライバーの年960時間の時間外労働の上限規制が同時に適用されます。
     
    詳しくは、こちらをご覧ください。

    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/gyosyu/roudoujouken05/index.html

     

  10. キャリアアップ助成金のご案内

    令和4年4月1日以降キャリアアップ助成金の変更点の概要が発表されました。

    https://www.mhlw.go.jp/content/11910500/000923180.pdf
  11. 両立支援等助成金(出生時両立支援コース)のご案内

    パパの子育てを応援する助成金【助成額:20万円】
    男性社員が、お子さんのお誕生後8週以内に連続5日以上の育児休業取得で受給の可能性があります。

    https://www.mhlw.go.jp/content/000927607.pdf

ご案内

  • 令和5年度の協会けんぽ保険料率が3月分(4月納付分)から改定されます

    健康保険料率は、京都府は9.95%から10.09%に、介護保険料率は、全国一律で1.64%から1.82%に引き上げられます。

    https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat330/sb3130/r5/230206/
  • 賞与のお支払いについて

    賞与のお支払いが発生致しました際には、お手数ですが当法人までお知らせ下さい。

  • 健康保険証の返却について

    退職された従業員様の健康保険証は当法人を通じて日本年金機構の各支部へ返却しておりますが、返却の時期や、日本年金機構と全国健康保険協会の間で返却確認の情報にタイムラグがあるため、退職された従業員様へ返却の依頼通知が届く場合があります。
    返却しているにも関わらず、そのような通知が届いた場合は破棄いただき、返却していない場合は速やかにご返却いただきますよう従業員様へご案内ください。
    ご不明な点がありましたら、当法人へお問合せいただきますようお願い致します。

  • 労務管理等のことでお困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。